酵素サプリ特別ご奉仕

酵素サプリに期待してる奴はアホ

今年も残すところ1日となりました。
皆さんにとってどんな一年でしたでしょうか。

今年最後の記事は、”酵素”についてです。

サロン周辺では、多くのヴィーガンカフェ、ベジ料理、ジュースクレンズバーが出来ています。

また、雑誌やメディアでも酵素ドリンク、酵素サプリメント、野菜の50度2分洗い、ローフード、酵素ドリンクを作ろう！というツアーまであるほど、酵素が人気のようです＾＾

サロンでも酵素ドリンクや酵素を無駄遣いしないためのファスティング（断食）食を取り扱っています。

↑こちらはサロンで取り扱っている酵素を作っているエステプロさんのヒノキ樽
石鹸で洗われることなく長年ヒノキ樽に棲みついた天然酵母が元気な酵素を育てます。

どの学問にも流派があるように、酵素栄養学にはいくつかの説があるようなのですが、西洋医学のお医者様でもあり酵素栄養学を診療に生かされている鶴見隆史先生の酵素栄養学について調べてみました。

そしたらなんと面白いことに、酵素の話はまさにアーユルヴェーダのアグニ（消化の火）の話でした。

ついに現代医学？栄養学も消化の大切さを訴えるようになったのねぇ～（えらそう）とアグニ（消化の火）の理解が深まりつつあります。

酵素栄養学について簡単にまとめてみます。

私たちを構成している細胞は常に新陳代謝を繰り返しています。

この細胞の新陳代謝を行うには、細胞の栄養と栄養から組織を作るエネルギーが必要です。

このために私たちは日々食べ物を食べ、消化し、栄養を吸収し、組織を作り生きています。

このすべての過程において酵素が大活躍しています。

口から食べ物が入り、入ってきた材料を酵素の力で分解し（消化）、酵素の力で組織に作り替えていきます（代謝）。

ポイントは1日で使える酵素の量には限りがあるということ、そして消化＞代謝に優先的に使われてしまうということです。

ですから

食べ過ぎ
消化に時間がかかる肉、揚げ物、アルコール、添加物の多い食事、精製された砂糖、小麦、トランス脂肪酸

これらの食事は消化することに酵素が大量に使われてしまい、体の新陳代謝に酵素をまわせなくなります。

その結果、体に毒素が蓄積し肥満、肌荒れといった不調につながります。

また明日使える酵素は、夜寝ている間につくられることから

夜更かし

も酵素不足につながります。

ですから、アーユルヴぇーダもすすめているように時々ファスティング（断食）しながら、消化に回すエネルギーをおさえて、体の新陳代謝に酵素を有効に使うようにすること、

日々の生活では

消化に見合った食事をする
昼食をメインに朝はデトックスを促す食事
夕食ははやい時間に軽めにとる
消化力を高める食べ方をする
酵素を沢山とれる新鮮な野菜、果物、穀類を中心とした食事をとる
（プラーナのある食事）
早寝早起きをする

アーユルヴェーダと違うところといえば、酵素栄養学の観点から言えば酵素は熱に弱いのでなんでも生食することをすすめます。

一方、アーユルヴェーダでは生の食事は体を冷やす、乾燥性を増すと考えているので体質によっては加熱調理したものをすすめます。特に今のような冬の季節には加熱することで火の要素を加えた食事をとらないと体が冷えると考えます。

鶴見先生の本の中では、酵素という観点では生食が原則だけど、加熱食と生食半分ずつぐらいが良いと思うとありました。また生食は決して体を冷やさないと先生はおっしゃっていますが、食べる時の温度が冷たいということは胃に入った瞬間の温度も低いわけなので寒い季節に冷たい状態で生食ばかりになると当然冷えの問題は出てくると思われます。

酵素は全般的に熱に弱いと考えられていますが、中には納豆菌のように熱に強いものがあったり、50度2分洗いで最も酵素が活性化するという例もあり、すべてが解明されているわけではありません。

何事も頭でっかちにならずにおいしく頂きながら、その後体調はどうかな、心の状態はどうかな、と体や心の声と相談しながら食べるのが良いと思います。

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