クリスチャンディオールという奇跡

パリの日本人観光客が意外と行かないアンバリッド。

ナポレオンが棺の中で眠っています。

軍事博物館もそこにあります。”軍事”と聞いただけで、何だか平和な雰囲気がしないせいか、特に女性は行って見ようと思わないのかもしれませんね。でも、ここは決して悲しい戦争の歴史ばかりの展示ではないのです。

これ、クリスチャンディオールのショーウインドウではありません。

ここにはナポレオンや当時の兵士が実際に着用していた洋服、軍服が沢山展示されています。このボタン、刺繍の手の込んだ美しさ。

これは夏物ですね。見てください、体にフィットするこのライン、細かい部分の仕立て。

ここにフランスの洋服文化の奥深さが全て表れている気がします。フランス人の美意識、ファッションセンス、ってこの頃には既に培われていた訳です。

刀剣類も凝ったデザインの装飾が。よーく見ると、実際に使用した刃にキズ．．．．あります。ただの装飾品ではなく”実用”だったのです。

日本の戦国武将達も無様な死に方は．．．という考えがあったと思いますが、フランス人達も威厳を保つのは勿論ですが、戦場でも美しく、死に際も美しくありたい、という意識があったのでしょう。

写真の様な豪華な衣装だけではなく、下級兵士の軍服も展示されています。質素ですが、ただ着れれば良い、という軍服ではなく、体にフィットしたラインの仕立てになっています。

フランスという国について洋服文化という視点、から理解するのにお勧めの博物館です。

こんにちは。

本日の入荷です。

マルニのワンピースです。

コクーンシルエットを形成する都会的なワンピース。

襟の赤もアクセントになり、とても上質なワンピースという佇まいです。

眼鏡で知的にスタイリングすれば、他のワンピースとは一線を画する雰囲気があります。

コートのインナーとしても、パンツに頼りがちなスタイリングに、華やかさをもたらしてくれる一枚です。

ボディーはボンディング素材とスウェットの中間のようなハリのある生地感です。
 

マルニのノースリーブワンピースになります。

アシンメトリーな裾に、ふわりとラウンドするフレアが躍動感のあるシルエットを作っています。

通常の二枚布で作られる事の多いワンピースですが、こちらは5枚布で構成されています。

それにより直立した時にも動きのあるシルエットが実現し、シンプルさに磨きをかけています。

全体的に落ち着いたカラーですが、シルエットとパターンワークによりとても素敵な存在感を放つ一枚です。

クリスチャン・ディオールのドレスになります。

オールド感たっぷりのベロアの襟周りに沢山のプリーツが施されたエレガントな一枚。

ワンピース感覚でカジュアルにスタイリングしても可愛いと思います。

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